どじょうをどうじょ

つぼみ

2010年08月24日 05:55

 

用賀の夏の風物詩は用賀町会主催のどじょうすくい。用賀駅から砧公園に続くいらか道の水路に何千匹もの泥鰌が放たれ、わいわい大騒ぎですくうのが用賀の子どもたちの楽しみです。友だち同士で成果を較べっこしていたり、少ししかとれなかった弟にお兄ちゃんが分けてあげたり、微笑ましい情景が見受けられました。「ママー、こんなにとったよ」「こんなにとってどうするの!」と言われ、いっぱいとったのをぶちまける子も……。うちで飼うという子もいましたが、料理して食べるというのは少ないでしょうね。子どもの頃料理本を見るのが好きで印象に残っている「巣ごもり豆腐」という料理は、水と豆腐と泥鰌を鍋に入れて熱していくと、泥鰌は熱さから逃れようと豆腐に入り込み十分煮えたところで泥鰌の刺さった豆腐を切って食べるというものでした。「この料理は美味しくなさそうだな」と子ども心に思いました。「地獄鍋」という名もあるようです。


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