大国様の治療

つぼみ

2009年12月16日 21:58

 
大黒様が、ワニザメに毛をむしられた白兎に「きれいな水で身を洗い、ガマの穂綿に包まれ」と教えたと童謡にあるのは「因幡の白兎」。水車が回るフラワーランドの池にガマ(蒲)があるのを知ったのは初夏のころです。その数カ月前に、ある人の写真でフランクフルトソーセージのごとき物体から白い綿毛がモクモクとはみ出してくるのを初めて見て感嘆したところでした。さあ、私もガマの穂綿が湧き出す写真を撮って皆さんにお目にかけようと大張り切り、半年間辛抱強く見守って、ついに穂綿が出てきたときに、思わぬ事実に直面しました。「古事記」では、大国様の指示は「ガマのホの上に寝転びなさい」でした。漢方で「蒲黄=ホオウ」と呼ぶ蒲の花粉は、古代から傷の治療に重用され、花粉は7月の写真の穂の上の部分にはりついていて、梅雨の前に飛散するのだそうです。童謡や絵本を作った人は、白くふわふわしたホワタ(穂綿)のほうが子どもの頭にすんなり入ると思ったのかもしれません。つまり、兎丸裸事件は、穂綿が舞い飛ぶ晩秋ではなく、穂に花粉が付着している初夏だった?!


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