むべなりました

つぼみ

2009年10月16日 22:19

 

世田谷美術館の外壁を囲む石棚に、ムベがなりました。4月に「むべなるかな」を出してから6ヵ月、生長の様子を見守っていたところ、緑だった実が紅く色づいてきました。今朝、黒くなった実が落ちているのを発見! 紅色のもちょうだいして帰り、切ってみました。ゼリー状の果肉の中に黒い種がぎっしり詰まっています。スプーンですくって、ほのかに甘い果肉を味わいました。素朴な味ですが、美味しいとまでは言えないし、あまりにも種が多く、面倒です。食べたあとの皮と種を計測してみたら、可食部分は全体の20%と出ました。1割もないかと思ったのでちょっと意外でした。昔の子どもはおやつにもしたようですが、現代の子どもには「なにこれ!」と気味悪がられてしまいそうです。今回、この石棚の北の端にブドウが生っているのに初めて気づきました。ムベと一緒に持ち帰って食べてみたかったのですが、あまりにも高いところにあって手が届きません。粒が小さいし、きっとすっぱくてまずいブドウでしょう。

*古代米
「門前の田圃」のKさん宅に伺い、古代米のお話を伺いました。昔からの農家で以前はずいぶん広い田圃でお米を作っていたそうです。稲作をしなくなっても、まったくやめてしまうのは淋しいのと、近所の人たちに見せてあげたいとの気持ちで、ミニ田圃を門前に置いているとのことでした。雀が食べに来なくなったのは、他に食べるものがあるからではなくて、雀が少なくなったのではないですかとおっしゃっていました。赤米は炊くと、お赤飯のように赤くなるそうです。

 

 



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