スポンサーリンク
葉書の木
2009年11月16日
瀬田四丁目広場、旧小坂邸の門を入ってすぐ右にタラヨウの木があります。タラヨウが別名「葉書の木」と言われるのは、葉の裏側に竹串などで何か書くと黒く変色して長い間消えないので、昔は手紙を書くのに使ったりしたからだそうです。以前小石川植物園に行ったとき、大きな木の下に葉が沢山落ちていたのを拾って実験しました。旧小坂邸はこの間まで一般公開されていて、広々した居間や書斎のほか女中室(各部屋とつながった呼び鈴が設置されている)、電話室、2階建ての内倉(扉が鉄製の防火扉になっている)など昔ならではのものが色々とある興味深いお屋敷なのですが、耐震強度が不十分だとして今年3月に急に閉鎖されてしまったのが残念です。昨秋「お月見の会」が開かれていたので、今年は参加して紹介しようと計画していたのに……。門の上にそびえる松の枝ぶりが見事です。