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氷の花
2010年01月07日
シモバシラを知っていますか? 冬の朝、土の下から出てくる氷の柱ではありません。シソ科の植物で、秋に白い花を咲かせるようです。その後枯れた茎だけになるのに、真冬に氷の花を咲かせます。この植物の存在を知ったのはごく最近、暮れのフラワーランドで「寒い朝、シモバシラの氷の花を見られますよ」と聞きました。正月休み明けの寒い朝「わぁ!」と感激です。薄茶色の茎を中心に、実に可憐で繊細な氷の花が咲いていました。枯れたように見えても根は生きていて、夜間に吸い上げる水分が中を伝っていく途中で膨張して茎の繊維が裂け、しみ出た水分が凍るのです。露地とプランターとでは氷の質がちょっと違うように見えます。冬枯れの園で小さな喜びに巡り会いました。