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百年に一度咲く
2010年01月13日
百年に一度花をつけるので、英語で「CENTURY PLANT」と呼ばれるメキシコ原産のリュウゼツラン(龍舌蘭)が今フラワーランドの温室で咲いています。百年に一度はちょっとオーバーなようですが、40~60年はかかるらしく、花が終わると株も枯れてしまいます。03年には、浜離宮で55年目に咲いたとニュースになりました。フラワーランドのこの株は、7、8年前にある園芸店がクローズするときに引き取られたものなので、年齢不詳です。去年の秋に株の真ん中から枝が伸びてきて「えっ、花が咲くのでは!?」と驚いているところですと聞いてから、私も見守ってきました。なかなか咲かなくて温度が足りなくてだめなのではと不安になるほどでしたが、正月明けの一月六日、ついに最初の一輪が開きました。メキシコでは、この株の汁液を醗酵させたプルケというどぶろく風のお酒が造られるとのこと。テキーラの原料になるのも種は違いますが龍舌蘭です。地味な花ですが、会うのは私の生涯でこれっきりかなと思うとしみじみ見つめてしまいます。