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キのいいキ
2011年02月25日
砧公園「一の橋」近くのエノキはとてもキのいい木です。なにしろ枝にはヤドリギを沢山住まわせ、根元にはトウネズミモチ(唐鼠餅)を居候させているのですから。エノキに寄生しているヤドリギは5年位前から知っていたのですが、黄色い実は初めて見ました。珍しいのでじっくりと写真を撮っているうちに、高いところではすっかり葉が落ちているのに、根元から緑色の葉がついた枝が出ているのに気づきました。どうやら根元近くのうろに入りこんだタネから生えた常緑樹のようなので写真と葉をフラワーランドに持ち込んだら、トウネズミモチと判定されました。さて、ヤドリギですが、この実は組織がとても特殊で、鳥のお腹を通過するとタネが糸のような繊維とネバネバで連なって出てくるので枝にくっついて発芽するとのことです。なぜこれまで見たことのない実が見られるのかと不思議がっていたら「今年は鳥の数が少ないような気がする。そのせいではないか」とは鳥山さんのご意見。いつも砧に来ていた鳥たち、どこかでインフルエンザにやられたのでなければいいけど。