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花の名前
2011年05月10日
フラワーランドの一年生になって1ヵ月、授業は講義と実習が半々で、教室では今咲いている花の名前や科、原産地、特徴などの説明と共に実物が回されます。これまでに30種位の名前を教わったはずが、初めての名前は外に出たとたんに頭から抜け去り、「今見た花だ」と分かってもいっこうに出てきません。ただ「名は体を表す」で花の形が由来する和名だとわりに覚えやすい。トップに出した「タイツリソウ」は釣上げられた鯛を連想させるのどかな命名ですが、英語ではbleeding heart(血の滴る心臓)とあってギョッとします。「カラスビシャク」は烏が使う柄杓、「エリゲロン」は小菊の白い花が数日後には桃色になるので「源平小菊」とも呼ばれると知るとすぐ覚えられました。この花には「ペラペラヨメナ」というおかしな名もあります。「タツナミソウ」は花の形が波頭、「シジミバナ」は蜆みたいだから。「シジミバナ」は「コデマリ」に似ているなぁと思ったら、両方ともバラ科、それでは「コデマリ」に似た「オオデマリ」はどうかというと、まったく違う「スイカズラ科」だそうです。来年の春に再会したときいくつの名前が記憶に留まっているでしょうか。花の名どころか人の名前さえとっさに出てこない昨今、はなはだ心もとない私です。