たまりば

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彫刻の観賞

2011年02月09日

彫刻の観賞 

朝6時頃外に出てみたらみぞれ交じりの雨、「乾」は解消しても、「寒」が戻ってきたらしく結構寒い。49日目にしてラジオ体操の連続記録は中断ですが、砧公園行きを途切らすまいと、世田谷美術館「佐藤忠良展---ある造形家の足跡」に行きました。「会場を出た所でブロンズ像ができるまでを上映している。先に観たほうがいい」とアドバイスをもらっていたので、売店の奥に直行すると、運よく26分の映画が始まるところでした。彫刻家が粘土で作った像が、ブロンズで仕上がるまでの過程が描かれていて「そうか!」と驚嘆しました。石膏工房や鋳物工場など想像もしなかった大勢の職人の高度な技術が芸術家の作品にかかわっているのです。もうすぐ百歳の佐藤さんの作品は多岐に渡り、「記録を作った男の顔」王貞治さんや長女のオリエさんがモデルの作品もあり、子どもが小さい頃読んでいた「大きなかぶ」の絵が佐藤さんの作だと知りました。札幌オリンピックを記念して創られた「蝦夷鹿」は巨大な鹿の像です。展覧会の会場は撮影禁止なのでいらか道のポスターや美術館の正門などしか出せないと思っていたのですが、帰りがけに窓から「蝦夷鹿」が見えるのに気づきました。この写真、咎められることないですよね?

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    Posted by つぼみ at 21:09│Comments(4)砧公園周辺
    この記事へのコメント

    窓の外の景色がガラスに映っていて鹿が公園にいるような錯覚を起こす写真でした。クリックして写真が出てくるまでの時間(一瞬ですが)何が出てくるかすごく楽しみなのですが、今回の鹿、躍動的でとても気に入りました。
    会場内撮影禁止でかえってユニークですてきな写真になったと思います。つぼみさんの観察力粘りに拍手。(巳)
    Posted by 巳 at 2011年02月09日 22:35

    ほんとうによく観ていらっしゃいます。巳さんの拍手に乗ります!私はオリエさんのファンでもあったのですが、彼女の名をテレビでも演劇でも最近はまったく見ません。せめて忠良さんの作品には会いに行こうと思っているものの、科学未来館の「テオ・ヤンセン展」とか鎌倉の「世界の笛展」とか、間もなく終わりになるのが重なっていて、出不精の私をせきたてています。
    Posted by gwl at 2011年02月09日 23:36

    「窓越しに写真を撮ったのでガラスが反射してよくないなぁ」と思いつつ出したのに「鹿が公園にいるみたい」とお褒めいただき「あら、本当だ!」と嬉しくなりました。

    私も「このところ佐藤オリエさんをまったくみないなあ」と思っていました。知的で暖かさを感じる女優さんでしたね。

    展覧会は3月6日までです。これからいらっしゃるなら、私と同じように「ブロンズ像のできるまで」を先にごらんになるようお奨めします。冒頭に佐藤さんが出て、彫刻家にとって「手」をどうするかというのは重大な課題であると話されます。あれこれを頭に入れてから作品を観ると一段と興味が深まったような気がしました。
    Posted by つぼみ at 2011年02月10日 15:34

    佐藤忠良さんが、3月30日に亡くなられました。あと97日で白寿のお祝いだったそうです。永福町駅に設置されたばかりの「冬の像」を見てきました。北海道の優佳良織(ゆうからおり)のマントを着て立つ女性の167㎝の全身像です。さりげないポーズなのに、若き女性の生への執念が感じられ、胸が熱くなりました。女手一つでちゅうりょうさんを育てたお母さんと天国で再会なさったことでしょう。
    Posted by geraco at 2011年04月02日 16:42
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      コメント(4)