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秋の花壇

2010年11月09日

秋の花壇 

小学校3年生の頃(半世紀以上前!)国語の教科書に「秋の花壇とかけてラジオととく、心は菊(聴く)ばかり」とあったのを思い出しました。昔から菊は秋の花の代表ですね。フラワーランドでは、今年の菊は特別に出来がいいそうです。菊作り班の鳥山さん(ペンネーム)のお話では、大輪は、1本か3本か、花の高さなどによって、盆養、だるま、福助と呼ばれる作り方があり、背を高くしたいものは5月頃から挿し芽をして育てます。雨よけのよしず張り、余分な芽を摘む摘芯、花を支える針金の輪(輪台)の取り付けその他色々の世話が必要なために、ほぼ毎日通っているそうで、「細かい作業があれこれあるので、ボケ防止にはうってつけですよ」と笑っていました。小菊には、江戸、伊勢、嵯峨などの古典菊と呼ばれるものがあり「菊作りは昔から好まれた町人文化のひとつだと分かりますね」とのこと。私の最後の質問「ここの菊、食べられないんですか?」に対しては、「じゃ、食べてごらん」と数本切ってくださったので、食用菊との食べ比べをしました。お酢を落とした湯でさっと茹でてポン酢で食べたら、意外にも苦味はそれほどなく十分食べられました。菊っておいしいです。

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    Posted by つぼみ at 21:23│Comments(9)砧公園周辺
    この記事へのコメント

    いよいよ菊のお出ましですか。
    もうすぐ冬ですねェ
    Posted by naoki at 2010年11月09日 21:55

    子供の頃、祖母が菊を作っていて、我が家では何でも食べましたよ。古い記憶によると、何事も程々ということで、薄い色の中ぐらいの大きさのものがおいしかったように思います。私の好きだった、3本立ての針金のように細い管物や祖母の好きだった厚物は、いまひとつだったような。また、濃い色のものは苦かったように思います。

    祖母は三本立ての菊を沢山作っていました。毎年大きな花が咲いて子供心に「おばあちゃんの菊は一番大きい」と自慢でした。毎日毎日、作業があって、記録をとり、計画を立てて・・。秋は花の季節であると共に落ち葉を拾って翌年の堆肥作り。でも、85歳ぐらいのときに突然、今年から菊はやめると言い出し、皐月の盆栽に手を出したけれど、すぐにやる気を失い、数年のうちにぼけてしまいました。三本立ては小さい鉢から何度も植え替えなくてはならず、最後の大鉢は動かすのも本当に大変でした。今思えば、もう少し早くから、小菊の盆栽でも勧めて置けばよかったのかしら・・・。自分が年をとった時は、完璧にできなくなってもみんなと一緒に花を楽しめるような年寄りになりたいなと思います。

    話は変わりますが、記憶が正しければ、オーストラリアの母の日は、季節が逆のため秋になります。だから、母の日のプレゼントはカーネーションではなく菊の花。変な感じでした。ちなみに、父の日は6月ではなく、9月でした。
    Posted by エテ at 2010年11月10日 12:10

    エテさん、興味深いコメントをありがとうございました。鳥山さんは丹精こめた菊の花を食べるなんて「もってのほか」とおっしゃってましたが、丹精こめて育てて食べる方もいらっしゃるのですね。菊作りが大変な作業だということもよく分かりました。オーストラリアの母の日は、カーネーションではなくて菊というのも面白いお話でした。
    Posted by つぼみ at 2010年11月10日 22:22

    何事も奥を究める、ってスゴイ事ですね。
    見て・食べて楽しむだけの私にとっては、感歎の声しか。

    それにしても、
    半世紀以上前(!)の小学3年生(!)の国語(!)の教科書(!)に、そんなシャレた一節が載っていたのですか?!
    つぼみさんの落語への興味は、その頃から始まったのかしら?
    Posted by majikku at 2010年11月11日 08:24

    小学1年生の国語の最初のページは、

    おはなをかざる みんないいこ
    きれいなことば、みんないいこ
    なかよしこよし、みんないいこ

    でした。それがどんな文かで年が知れるのですよね。

    あの頃の娯楽はそれこそラジオばかりで、父が聴いていた落語が知らず知らずのうちに耳に入ってきたのでしょう。近年落語に入れ込むようになってみたら、結構知っている落語が多いし、「あっ、これは落ちが違う!」なんて思うこともあります。
    Posted by つぼみ at 2010年11月11日 15:56

    1,2週間前にフラワーランドで、催し物が有ったので、行って見たら殆ど花が無かったのに・・・素晴らしい菊の写真ですね!
    菊作り名人の鳥山さんのモデルも、写真が上手いのか、カメラ写りが良いのか、決まって居ました!余裕の笑顔でしたね。
    我が家の庭も、9種類の菊で(聴く)ばかりです。
    隣に住む義弟が20年以上前から一年中菊作り。毎年立派な鉢植えを貰っています。花が終わりになると庭に根を下ろして置きまして、毎年、今頃庭を華やかに飾ってくれます。 しかし食べた事はありません。今回頂いて美味しかったです。料理屋や関西で食べた事もあり、葉を天麩羅にしたり美味しいのですが・・・食用菊といいますね観賞用の菊は大量に殺虫剤農薬を使うのですね・・・・
    Posted by コーボー at 2010年11月12日 20:14

    コーボーさん、菊はおいしいですよね。この辺りでも食用菊を作っている農家があって、ファーマーズマーケットでも「世田谷育ち」の食用菊を売っています。日産玉川病院の正面手前にある畑に小菊が咲いていて、友人が「仏壇用に分けていただけませんか」と頼んだら、「これは食用です」と言われたとか。
    Posted by つぼみ at 2010年11月13日 05:32

     また言葉足らずでした。 食べた菊は、つぼみさんの料理された菊で、鳥山さんのおすそ分けです。 有難うございました!
    観賞用の菊を食べるのは、我が家ではまだ「もってのほか」の様です。
        俳縁と いふもの永久に 菊の宴
        枯菊に 色なほ存す もののあり  静
                実家の家紋は菊水です 
    Posted by コーボー at 2010年11月15日 20:58

    コーボーさん、そうだったんですか! 鳥山さんは「あれは歯ごたえだけのものだ」って言ってましたが味もありますよね?

    コメント欄に静さんの俳句が投稿されると、この欄がとても充実した感があって嬉しいです。今後もよろしくお願いします。
    Posted by つぼみ at 2010年11月16日 21:06
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      コメント(9)