たまりば

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紫式部は私

2010年10月30日

紫式部は私  数年前、長いこと「ムラサキシキブ」と思っていた植物に、砧公園で「コムラサキ」と名札がついているのを見てびっくりしました。コムラサキは結構ムラサキシキブと呼ばれていますよね。本当のムラサキシキブは3mくらいにまで生長する木で野山に自生していることが多いそうです。この周辺で唯一私が知っているムラサキシキブは、砧公園正門に近い環八沿いの歩道の脇です。ちゃんと名札もついているのですが毎年花も実もほとんど見られずにいました。「大量の排気ガスを浴び、手入れもされていないのでかわいそう。きれいに実のついたムラサキシキブを見てみたい」と、先日フラワーランドのFさんに話していたら「信州(佐久)の山には沢山ありますよ。今度切ってきてあげましょう」と言ってくださいました。なんというラッキー! 昨日約束通り持ってきてくださったムラサキシキブをフラワーランドのテーブルに載せて、写真を撮りました。コムラサキと枝や葉や実のつき方が違うのがお分かりでしょうか。生け花などに使うにはコムラサキの方がきれいで人気が高いようです。コムラサキなら、用賀近辺では断然これが一番と以前から目をつけていたお宅で写真を撮り、京西小学校の北側のお宅で白い実のコムラサキ(シロシキブ)も見つけ、クマツヅラ科ムラサキシキブ属の3種の実がそろいました。

追記: 昨日フジバカマが少し開花していました。「秋の六草」もごらんください

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    Posted by つぼみ at 20:38│Comments(18)砧公園周辺
    この記事へのコメント

    ほんとうに観察眼が素晴らしいです。ムラサキシキブの実をよく
    見つけられました。

    コムラサキは蝶のことだとばかり思っていました。大学入試で
    ニムラサキについての国語の問題が出ました。串田孫一の文章を
    引用したものだったのですが、ニムラサキはコムラサキの誤植であるというのがテーマでした。入試に落ちたので、忘れられない
    試験問題です。このコムラサキは蝶でした。辞典の誤植だったためドイツ語の和訳ではしばしばニムラサキが飛んでいるそうです。
    Posted by gwl at 2010年10月30日 22:23

    えぇ、コムラサキというのですか?
    ずっとムラサキシキブと思っていました。
    この時期にコムラサキのしなやかな枝ぶりを観賞するのが好きです。

    ムラサキシキブは3mぐらいに成長するの木とは…。自然環境で紫色のたわわな実をつけているムラサキシキブを見たいですね。

    gwlさんからは、コムラサキと名がつく蝶がいるとのお話!

    このブログ=知恵袋そのものですね。
    Posted by yyg at 2010年10月30日 23:41

    コムラサキ、ニムラサキ、ムラサキシキブ。全部ごっちゃになっちゃって酔眼では分からなくなりました。光源氏は何処に居るのですか。
    Posted by naoki at 2010年10月31日 17:35

    紫式部に白式部を添えるハイセンスの写真の美しさにビックリ!
    これ・・みんな実なんですか!「つぼみさん」でも花でもないんですか? 小鳥がたべるんですか ? まさかこれから皆さんで料理して食べるコメントに発展するのでは・・チョット興味がありますー
    Posted by コーボー at 2010年11月03日 15:10

    そうそう、コーボーさん!
    この実を食べるのは、青い鳥(紫?)と白い鳥だと思いますよ!
    それとも、つぼみさんの手に掛かると・・・???
    期待してみましょうか?!
      ~最近、口ずさむのが童謡ばかりの者より~
    Posted by majikku at 2010年11月03日 19:13

    10月31日から今日まで韓国済州島に旅行し、さっき帰ってきました。留守中に何かコメントが入ったかなとワクワクしながら開けてみました。

    コーボーさん、それぞれの記事にそれぞれのコメントありがとうございます。俳句では銀杏はもっぱら黄葉の美しさを詠むのですね。銀杏は食べても、コムラサキの実を食べようとはさすが食いしん坊の私でも考えつきませんでした。

    ルイセニョールさんに言われて、散り敷いた黄葉の美しさが目に浮かびました。

    gwlさんの「ニムラサキ」のお話、愉快です。

    yygさんもやっぱりムラサキシキブと思っていらしたんですね。

    naokiさん、相変わらず「せたがや八季」を酒のつまみにしてくださっているようで……

    majikkuさんの口ずさむ童謡は、今なら「赤とんぼ」か「里の秋}?
    Posted by つぼみ at 2010年11月03日 23:51

    「私は紫式部」の表題の意味が最後まで疑問として残りました。
    コメントが出尽くして次のテーマに移った様なので、総合的に解釈して見ました・・・料理の話題も無かったので・・・
    引き立て役の白式部も居て紫式部は美しい! しかし実は(ジツは)煮ても焼いても食べられない? ・・失礼。
    Posted by コーボー at 2010年11月10日 21:50

    コーボーさん、「紫式部は私」というタイトルの意味は、一般的に「ムラサキシキブ」と思われている植物は実はコムラサキで、本当の「ムラサキシキブ」とは私です、と「ムラサキシキブ」が名乗りを上げている感じで書いてみたのです。
    Posted by つぼみ at 2010年11月10日 22:15

    花から蝶に飛躍して興味深くよみました。
    女性でテフテフに詳しい人は少ないと思って
    いましたから、コムラサキからムラサキシキブ
    を連想したのもゆかいです。
    この秋、9月中旬~10月中旬にかけて
    旅するテフテフアサギマダラが砧公園で
    たくさん見られました。つぼみさんこの蝶
    から何か野草を探してください。
    Posted by 土岐等 at 2010年11月11日 17:02

    私はテフテフには詳しくないので、アサギマダラと言われてもどんな蝶か分かりません。鳥山さん今度教えてくださいね。
    Posted by つぼみ at 2010年11月12日 05:27

    つぼみさん、今年はもう時期が過ぎましたが、ヨツバヒヨドリという、フジバカマによく似た野草の花に群れている大型で縞模様のテフテフを見つけたら、それがアサギマダラです。そうですね、土岐等さん?

    「てふてふ」という字遣いを見て「てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った」という一行詩を思い出しました。読んだ時、「蝶がそんな長距離を飛ぶのかしら?」と不思議に思ったのと、「韃靼海峡」の響きが耳に残ったのとで、頭にこびりついていたのですが・・・

    今夏、裏磐梯の、一面ヨツバヒヨドリの花が咲き乱れている高原で、数え切れないほどのアサギマダラの群舞をみましたが、まさに、蝶にとっての楽園のようでした。ただ、マーキングされた蝶も沢山いて、可哀そうに思いました。
    Posted by ルイセニョール at 2010年11月12日 22:18

     早朝よくラジオを聞きます。今朝ラジオで聞いた話です。
    今日の誕生日の花は、紫式部で花言葉は「聡明」やはりどんな
    美しい花かは出ずに実が美しいということでした。
     俳句も添えられました。
         「紫式部 ただせば空と まぎれけり」
                   
    Posted by コーボー at 2010年11月19日 20:26

    コーボーさんも、NHKラジオ深夜便をお聴きですね。私も昔からのファンです。たいてい4時前に目が覚め、4時からの「明日への言葉」を聴き、5時からの「あさいちばん」が5時55分になったときやおら起き上がって、ラジオ体操に行く支度をするのが日課です。
    Posted by つぼみ at 2010年11月20日 17:06

    きょう、時間が余って皇居東御苑を散策してしまいました。
    松の廊下跡近くに、紫式部がまだ実を付けていました。
    こんなところでお目にかかるなんて、と嬉しくなりました。
    Posted by majikku at 2010年12月15日 23:05

    皇居の東御苑て行ったことがありません。「松の廊下跡」がどうなふうになっているのでしょう? 今度行ってみたいです。
    Posted by つぼみ at 2010年12月16日 11:55

    松の廊下とは、忠臣蔵の舞台の・・・ですか?討ち入りはたしか12月14日の深夜、翌日に松の廊下を見物とは! 菩提寺の泉岳寺の住職は、用賀の英語塾をされていた方(亡くなられた方ですが)の親友でした。 不思議な御縁ですね。
    Posted by コーボー at 2010年12月17日 20:49

    落語には「忠臣蔵」の芝居の話がよく出てきて、どれも面白いです。
    「七段目」「中村仲蔵」「蔵丁稚」などのうち、桂文珍の「蔵丁稚」は切腹の場面を大熱演で何度聴いても飽きません。
    Posted by つぼみ at 2010年12月18日 11:28

    今日「最後の忠臣蔵」という映画を観てきました。 忠臣蔵は映画も芝居も定番過ぎてあまり見る気がしませんでした、落語では面白そうですが・・・しかし、この映画は面白かった! 役所広司が主演でした。 岡本に仲代達也の無名塾が有りまして、第一期生なんです。 昔、仲代達也は毎朝砧公園を走っていて、門下生も男女混じって走りました。 俳優として残れるのは、1万人に一人といわれ、無名塾を覗くと今でも激しい稽古が見られます。 町内には、叶順子さん、八千草薫さん、亡くなられた大原麗子さん、松任谷ユーミンの家もあります。 ミーハー話で、今年の書き込みを締めます。 つぼみさん、世田谷八季の皆さん9月より楽しませて下さって有難う御座いました。 どうぞ幸せで明るい良いお年をお迎え下さい。  幸せは 招くものよと 明の春 静
    Posted by コーボー at 2010年12月30日 20:26
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