たまりば

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秋の六草

2010年10月16日

秋の六草 

「秋の七草」を集めて出そうという去年からの計画は、クズが見つからなかったためになかなか果たせずにいました。秋の七草を同時期に見ることは、開花時期が違うので誰にとっても難しいようです。キキョウは8月に咲いていたのに、フジバカマはまだ咲きません。ついに見切り発車で、この間お見せしたクズ以外の「秋の六草」をアップすることにしました。フジバカマはもう少しなので、咲いたらこのページに追加しましょう。朝日新聞11日の「天声人語」に「萩白し風の中より切って来し」との句が紹介されていて、白いハギはこの辺りでは見たことがないわ、と思ったなんとその日に岡本町で見つけました。「萩は透き通った秋風に吹かれる姿がいい」とあったその通りの姿で高いところで揺れていました。夕方薄暗くなると虫の音が聴こえて……秋ですね。

秋の六草  秋の六草


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    Posted by つぼみ at 22:26│Comments(17)砧公園周辺
    この記事へのコメント

    私のいちばん好きな桔梗の紫が目に飛び込んできて嬉しくなりました。もう10月も半ばというのに半袖で歩いても汗ばむ気候に不安になりますが、ちゃんと植物たちが花を咲かせ実をつけているのにほっとします。とはいえ、この夏の猛暑のせいでずいぶん弱っている草花や木々があります。いまきれいに咲いているのはきっと夏の手入れの成果ですね。
    Posted by 巳 at 2010年10月16日 22:55

    よくぞこれだけ揃えられましたね! お蔭様で「秋の七草を」をしっかりと認識致しました(*^^)v

    これまで「七草」といえば「せり、なずな・・・」としか思い浮かばなかったのですから。つまり、「秋の七草」があることを知らなかったみたい♪♪♪~

    先日、標高500mの地にある庭園を歩いた時は、フジバカマが見頃で、わたりで知られるアサギマダラが、花から花へひら~り、ひら~りと舞っていました。花の開花には、沢山の条件が関係してくるのですね。
    Posted by ルイセニョール at 2010年10月16日 23:21

    写真も綺麗ですが、いつも感心するのは素晴らしい文章ですね。
    読んでると、つぼみさんがしゃべっている顔が浮かんできます。
    無駄もないし、気持ちがそのまますらーっと短く書き込まれていて、感心することしきりです。「萩は透き通った秋風に・・・、その通りの姿で高いところ・・・・」こんな短い文章でその場の情景や、つぼみさんの想いが全てつたわってきました。
    Posted by naoki at 2010年10月17日 08:40

    亡き父は自分の性に合わない職業を選びましたが、時々、はっとするような句を創っていました。

    出張に行った折、「萩の花、群れ咲く夜を語りけり」。その時、誰に合ったのか、萩の色は何色だったのかなあ。自句を素焼きの花瓶に認めて飾っていたのを 親不孝娘は思い出しました。
    Posted by さつき at 2010年10月17日 16:45

    わーい、昨日の夜アップして24時間も経たないのにこんなに
    書込みが来た!

    この間、巳さんがコスモスを見に行ったらほとんど咲いていなかった
    とのことだったので、昨日砧公園バード・サンクチュアリに行ったら
    今年は1本もありませんでした。

    ルイセニョ-ルさんは蝶にもずいぶん詳しそうですね。フジバカマ
    私は今回咲くのを見るのは初めてですが、フラワーランドには
    赤と白があります。白は赤よりさらに咲くのは遅そうです。

    naokiさん、文章をお褒めいただきありがとうございます。なるべく
    簡潔な文にするよう心がけているので、そんな風に言っていただけると嬉しいです。

    さつきさんの父上のご職業なんだったのでしょうか。この俳句
    素敵ですね。
    Posted by つぼみ at 2010年10月17日 17:35

    秋の七草! きれいな写真で憶えられそうです、感謝。
    毎年庭に咲く桔梗の花を、とても楽しみにしています。
    萩の写真は「散りやすく風たちやすく萩の花 静」
      白萩は「乱れ萩 女役人 髪調べ 静」
         二枚並べた萩の写真のセンスがいいですね!!  
    Posted by コーボー at 2010年10月17日 19:44

    つぼみさん、「秋の六草」、風情がありますね。
    フジバカマは高貴な香りがあるとか、ぜひ、その香りを楽しまれて
    感想をお聞かせくださいね。

    コーボーさん、静さんはつぼみさんの写真をご覧になって二句を
    お詠みになられたのですね。なんと素晴らしい出逢いなのでしょう!
    拍手!拍手!

    秋の七草が勢ぞろいしている日本画が見たくなってしました。

    そこで目にしたのが、万葉集 山上億良の歌

     秋の野に 咲きたる花を 指折り(おゆびおり)
      かき数ふれば 七種(ななくさ)の花

     萩の花 尾花葛花 撫子の花
      女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花

    朝貌(あさがお)の花は、桔梗のこととも書かれていて、
    つぼみさんが云われるように一番早く咲く花という印象を
    持ちました。
    Posted by yyg at 2010年10月17日 22:39

    コーボーさん、静さんの俳句が寄せられるようになって、この
    欄が一段と充実したように思います。ありがとうございます。

    yygさん、俳人は本物を見てこそいい句ができるのだと思います。
    静さんは以前はかなりあちこちに吟行なさっているようですから、
    そこで詠まれたのではないでしょうか。「女役人 髪調べ」って
    箱根の関所かなと想像したのですが、とんでもない的外れかも。
    Posted by つぼみ at 2010年10月18日 07:19

    静さんの俳句二句、情景が目に浮かぶような最初の句に続いて、二番目の句を読んで、なぜかドキッとして、「女役人?」「髪調べ?」と、博学なつぼみさんと違い、訳のわからない私は、さっそくネット検索。やっと、箱根関所のことだと察しがつきました。(もし、的外れでないとしたら)判って改めて読んでみると
    「白萩」というのは、不穏なことを暗示するのですね。これ、短歌や俳句を詠む方には常識!と言われそうですが。
    Posted by ルイセニョール at 2010年10月18日 08:57

    春の七草は食べられそうなのがあるので覚えていましたが、秋は
    なんだっけ?というおぼつかなさ。おかげで名実ともにわかりました(明日は忘れているかもしれませんが)。

    つぼみさんの写真と文に触発されたみなさまのコメントがとみに
    面白くなってきました。
    Posted by gwl at 2010年10月18日 09:32

     庭の桔梗はいつも見降ろして楽しんで居ました。
    なんと!下から桔梗の紫と空の青さを見上げる視線の新鮮な感動。
    黄色一面の女郎花。続いて赤の撫子。紅白の並んだ萩の二枚の写真。
    左奥の真っ白い穂と右の若い穂に緑の葉の薄。
    最後に小さい写真の 可愛いい「つぼみ」の藤袴。下にbyつぼみ とニクイ様な写真の演出を感じます!第一、秋の七草を花でまとめるなんて!!草としか思って居ませんでした。スミマセン
    洗練された季節感と文章力! 俳句の才能・・デスネ
    yygさん いつも表現力なく、誤解をさせて済みません。
    つぼみさんの写真を見た句でなく、「ピカソの眼」から勝手に二句取りました。 
    Posted by コーボー at 2010年10月18日 20:27

    白萩が不穏なことを暗示するとは初めて知りました。私の記事が
    きっかけで色々と調べて楽しんでいただけるのはとても嬉しい
    です。

    gwlさんのおっしゃる通り、最近はひとつの記事をアップすると
    それに関してわいわいと色々なコメントが集まってくるように
    なり、ある程度間をおいて投稿するのもまたよきかなと思って
    います。

    コーボーさん、近いうちに開花したフジバカマの写真をアップ
    しますね。今後も記事のテーマに関した静さんの句があれば
    ご披露くださいますようお願いします。
    Posted by つぼみ at 2010年10月18日 23:19

    ごめんなさい! 白萩が不穏なことを暗示するというのは、私が、そう感じて、短歌、俳句を詠む方たちには常識なのかと思ったのですが、その後、亡母からもらった句集「風花歳時記」を調べたら、とくにそのようなことはなく、私の勝手な解釈だったと判りました。お詫びして訂正いたします(ー_ー)!!
    Posted by ルイセニョール at 2010年10月18日 23:54

    ルイセニョールさん、いくつかの句を見て白萩が不穏を暗示するように感じられたというならそれはそれでいいではありませんか。私も
    「しまった!」と思うことも多々あるのですが、「ブログの恥は
    書き捨て」とすぐに忘れるようにしています。
    Posted by つぼみ at 2010年10月19日 20:34

    白装束に白三角巾・・・死装束ですね。 秩父地方の葬儀に親族は皆おでこに白い三角巾を付けて居ました。 白旗も・・・古来日本で白はマイナス暗示と憶えていました。 どなたか博識な方に賛同していただけませんか? 喪服は黒といつ頃から決まったのでしょう昔はそうでなかった様です。現在は日本人は男女みな黒装束、世界でまれな流行でアルヨウデス
    Posted by コーボー at 2010年10月20日 19:59

    おでこに白い三角巾、死者か幽霊しかつけないと思っていたのですが参列者もつけるのですか! これを何と呼ぶのかしら、とネットで調べたら「額烏帽子」とあったのですが、広辞苑には「黒い紙を三角にして額に当てる小さい烏帽子」となってます???

    フラワーランドのフジバカマ、全然咲きません。私同様永遠につぼみのままということはないでしょうが。
    Posted by つぼみ at 2010年10月21日 16:16

    つぼみさん、開花おめでとうございます。パット華やかな開花を想像して居たのですが、なんとも妖しい遅れ咲きの美しさですねー
    Posted by コーボー at 2010年11月03日 14:14
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