せたがや八季

クズキリのファンとしては、ビックリ！！
本物の葛粉原料のクズキリはとっても高価ですもの！
その“葛”が、「世界の侵略的外来種ワースト１００選定種」とは！
でも、確かに、モンスターのようなこの繁茂ぶりには、
納得するところあり、ですネ！

この葛の花、香りはどうでした？

今夏、裏磐梯の中津川渓谷沿いの林道を、nature guideに案内してもらった時のこと。明治２１年の磐梯山大噴火の影響をまったく受けなかったため、鬱蒼とした樹林に覆われ、時折、木漏れ日が差し込む林道を運転していたガイドさんが、車を止めて「これ、何かわかりますか？」と車の傍で摘んだ花をさしだしました。顔を近づけて香りをかぐと、甘くて濃厚な古典的な香り。

なにやら懐かしい香りだわ、と花を眺めていて、ふと、この写真の光景を思い出し「葛の花！」と思い出しました。

葛の茂っている場所で、この時期、思いがけず美しく花が咲いているのを見るのですが、これまで、香りを感じたことはなかったので、とても意外でした。

太陽、風、雨に晒されない場所で、香りがとどまっていたのでしょうか？

葛って、本当はクズじゃあないのになァ！

クズが嫌われ者と知って「葛はクズ？」ってタイトルも浮かんだ
のですが……。

日本人は葛を実にうまく利用していたのですね。
クズキリも葛の根を使うのは高級品で、廉価品はジャガイモの
でんぷんを使っているようです。

葛の花の匂い、全然感じませんでした。近々香りを調べに
行ってきますね。

つぼみさん、はじめまして!　いつも、興味深く読ませていただいています。

子供の頃から、風をひいたときの葛湯が楽しみで、葛餅、葛きり、そして、料理にも片栗粉ではなく、上品なくず粉を使ったらおいしいだろうと思いながら、もったいなくてなかなか使えない私。

クズが日本原産で、「世界の侵略的外来種ワースト１００選定種」に入っているとは知りませんでした。かつて住んでいた、シドニーでも、バンクーバーでも茂っていました。トロントでもあったような気がします。

とても高価な｢葛｣と、どこにでも茂っている「クズ｣が結びつかず、クズの中の特別なものからだけ｢葛｣が取れるのかしらと思っていたのですが、この記事を読んで、Wikipediaで調べたところ、｢良質の葛粉を作るためには、水は清く冷たくなければならず、空気は乾燥していなければならない｣とのこと。だから、吉野葛とかが有名なのですね。

今までに、クズの花のにおいを感じたことはありません。

「クズが生えているような植物園は植物園失格ですよ」言われたそうですが、我が家の近くの小石川植物園には、クズもカラスウリも、ヤブカラシもあります!!　勿論、名札はついていません。雑木林のクズはともかく、植え込みのヤブカラシは何とかして欲しい!でも、手入れ不足のおかげで秋は彼岸花がそこらじゅうで楽しめるのだから、こういう植物園もあってもいいのかしら･･･。

あっ、書き忘れました。小石川植物園の彼岸花はもう、盛りを過ぎました。(老婆心ながら)

エテさん、初コメントありがとうございました。

小石川植物園には去年2回ほど行きましたが、珍しい植物が色々とあって楽しみました。葛には気づきませんでしたが……　ヒガンバナは砧公園に行くまでの道にもあちこちに咲いています。日当たり等が違うのか、すでに咲き終わった場所、これから咲く場所と同じ道筋なのに、ずいぶん差があります。

これからもコメントよろしくお願いします。

わが家のあたりでは消滅したクズが頑張っているのですね。ここまで繁ってしまうと、嫌われるのも当然と思ってしまいます。クズの花の匂いもまったく知りませんでした。近くの音楽迎賓館に行くときに
かいできます。

葛根湯にクズが。。。。。
勉強になりました。

gwlさん、本当にこの葛はすごいです。ぜひ見てください。

＠西宮さん、ネットを見ていたらさらに分かったのは、
葛の花を乾燥させたものは、葛花（カッカ）という生薬で、日本や
中国で「酒毒を消す」として「二日酔いの症状を和らげたり、
予防に用いられている」そうです。さらにイソフラボンやサポニン
などの有効成分を含んでいることも分かってきたそうです。

葛の花摘んで乾燥させてみようかな、でも素人が下手なことする
のは危ないかも……

今日、葛の香りを嗅ぎに行きました。葛の花を摘んで匂いが
どうか嗅いでみたのですがほとんど感じられませんでした。

わざわざ香りを確認してきて下さって恐縮です(*^^)v
花開いた直後でないと、飛んでしまうのでしょうね。

葛のお話をしていたら、久しぶりに、ひんやりと冷たくした葛桜を食べたくなりました！

小学校の子供時代に、ウサギを飼って居ました。兎はこの葛の葉が一番好きでした・・・・遠い思い出です・・
　つぼみさんは、写真がとても上手ですね！　葛の花って、こんなに美しかったんですね！！　手前の乳白色の葉、奥の緑、真中に上品な紫の葛の花が、アップで・・・

偶然ですね！奈良の御土産に「葛もなか」をもらいました。
　香ばしくサクサクとした軽い最中種にもっちりとした葛入りあんをサンド、自分で作るからこそ味わえる、できたての味と食感のハーモニー　と書いてあり、あんと最中の皮が別に包んでありました。　御所市の井上天極堂製　お勧めです・・本当はお届けしないといけないんですが。　お話だけ

コーボーさん、写真を褒めていただきありがとうございます。
「せたがや八季」を始めるまで写真とは無縁の生活でした。
姉からプレゼントされたデジカメをマニュアルに頼りながら
なんとか使って写真を撮ってきました。初めのころはフラッシュ
がないほうがいいので、指で押さえて光をさえぎったりして
いたのです。

「葛もなか」のこと、お話だけでも嬉しいです。読者の方も
きっと奈良に行ったら探してみようと思われたことでしょう。