百年に一度咲く
2010年01月13日
百年に一度花をつけるので、英語で「CENTURY PLANT」と呼ばれるメキシコ原産のリュウゼツラン(龍舌蘭)が今フラワーランドの温室で咲いています。百年に一度はちょっとオーバーなようですが、40~60年はかかるらしく、花が終わると株も枯れてしまいます。03年には、浜離宮で55年目に咲いたとニュースになりました。フラワーランドのこの株は、7、8年前にある園芸店がクローズするときに引き取られたものなので、年齢不詳です。去年の秋に株の真ん中から枝が伸びてきて「えっ、花が咲くのでは!?」と驚いているところですと聞いてから、私も見守ってきました。なかなか咲かなくて温度が足りなくてだめなのではと不安になるほどでしたが、正月明けの一月六日、ついに最初の一輪が開きました。メキシコでは、この株の汁液を醗酵させたプルケというどぶろく風のお酒が造られるとのこと。テキーラの原料になるのも種は違いますが龍舌蘭です。地味な花ですが、会うのは私の生涯でこれっきりかなと思うとしみじみ見つめてしまいます。
Posted by つぼみ at 16:37│Comments(5)
│砧公園周辺
この記事へのコメント
一枚目の写真で「首を長~くして待ってた」お気持ちが
良く写ってますね。年齢不詳ってのも楽しいですね。
Posted by naoki at 2010年01月13日 18:26
珍しいデーターを得られて、うわぁ~すごい!
花が咲き終わると株は枯れるとのメッセージに子孫繁栄は…とドキドキしてしまいましたが、次世代が待機しているフォトにホッとしました。
確かタケもそうで、花が咲くと枯れるのでしたね。
楽しませていただきました!
Posted by yyg at 2010年01月13日 21:45
うわあーっ、リュウゼツランですか!!
40年前、大きなリュウゼツランに花が咲いているのを見ましたよ!!
でも、こんなにきれいにアップされたのをみた記憶はありません・・・
長崎の寺町、多分、興福寺だった、と思います・・・
新婚時代の話ですから、思い出も随分薄れてきていますし・・・エへ
Posted by majikku at 2010年01月13日 21:57
これはまた珍しいものをお見せいただきました。死ぬ前に一花咲かせる
木はいくつかあるようですが、花を咲かせる目的がわからなくなりました。もう子株があるのですものね。
ヒトは一度も花が咲かずに死ぬのがほとんどなのに、立派なキです。
Posted by gwl at 2010年01月13日 23:42
百年に一度の大ネタを出したら、今後これを超えるインパクトある
ネタが出せるでしょうか……
Posted by つぼみ at 2010年01月15日 20:29