食わず芋と巨石
2009年09月06日
クワズイモはもっぱら葉の美しさを楽しむ植物で、芋は有毒だそうです。岡本の坂下で、道路沿いに何株ものクワズイモが葉を広げていました。下に置いた帽子は直径45cmですから、ちょっとした雨なら傘にもなりそうな大きさです。このお宅では門柱や塀として巨大な石が並んでいて、以前から気になっていました。入口の両側の石は2mを優に超える高さです。1月ほど前、ここのご主人とおぼしき方が外にいらしたので声をかけてみました。これらの石は、20年くらい前に群馬から取り寄せた「ゴゼンイシ」だそうです。大きいものは40数トンあり、トレーラーで運んできたとか。「建て替えの時困る、と息子のひんしゅくを買っていますよ」と笑っていました。この方は八つ頭も作っていますが、これもとても大きな葉っぱです。植物をこんなに大きくする秘訣はわきみずでした(そういえば、すぐそばが「岡本わきみず緑地」です)。パイプのところどころに穴を開けた手作りの設備で水遣りをなさっています。とにかく巨大なものが好きな方でした。巨人ファンかどうか聞けばよかった……。
Posted by つぼみ at 17:45│Comments(4)
│砧公園周辺
この記事へのコメント
でかい!水がいいせいでしょうか。砧浄水場で処理した水道水はおいしいそうですが、植物もそれぞれ好みの水があるのでしょうね。
関係ない話で恐縮ですが、『豨薟をつけて往診女医の来る』という句が9月6日の日経俳壇・歌壇に載ったそうです。知人からのメールで知りましたが、さすが物識りの彼も読めずに苦労したようで、結局はインターネットで見つけたとのこと。おなもみ、めなもみをご存知の方が読者の中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
Posted by gwl at 2009年09月06日 22:04
石の門の中にも入れていただきました。庭の半分くらいが池になっていて、大きな鯉が沢山泳ぎ、1鉢買っただけというアジアンタムがふさふさと生えて池を縁取っていました。わき水の力はすごいです。
昨日の日経新聞を見ましたら、うちのには「めなもみ」とルビがふってあり、「秋の季語で、その実は衣類につきやすい」と解説がありました。野原を歩くと服のすそについてくるあれかなと思いますが、こんな名前とは知りませんでした。
Posted by つぼみ at 2009年09月07日 13:54
以前のテーマに対するコメントをどこに書いたら良いか迷いましたが、テーマは無視して最新のブログに書き込むほうが皆さんと通信できるだろうと考えて、そちらを選びました。
まず酔芙蓉。今朝10時、庭で白く開いた酔芙蓉を3本切って花瓶に挿してみました。午後3時、庭の花はピンクに染まって綺麗に開いていました。花瓶の花は同じ程度にピンクに染まっているのですが、すでに花びらを閉じていました。何が作用してこの差異が生じたのかは私にはわかりません。どなたか教えてください。
次に団十郎。私の参加している歌会が一昨日あり、一人のメンバーが”空青き朝顔市のにぎわいに団十郎とう茶の花を買う”という作品を出しました。果たして、団十郎が朝顔の名前であること、団十郎茶という歌舞伎由来の色があることを知らない方は沢山いました。(私だって10前までは知らなかったのに。)私がつぼみさんのブログをプリントアウトして持って行ったので皆さんから感謝されました。つぼみさんに感謝を込めて報告します。
Posted by 花オンチ at 2009年09月08日 01:30
花オンチさま、確かに前の話題でも最新のページに書き込んでいただく
のが、皆さんが読みやすいと思います。
酔芙蓉のことはよく分かりませんが、花瓶が家の中なら、戸外よりは暗い
はずなので、光線量の差ではないかなとしか思いつきません。
団十郎のこと、ブログをそんな風に活用していただけたとは嬉しいです。
この間の朝、誰かが「この朝顔、団十郎って名前だよ」と言い「へえっ、
そんな名前、かわいそうだね」(女性の声)という会話が聞えてきました。
人って色々ですね。
Posted by つぼみ at 2009年09月08日 07:24