闇に咲く花
2010年08月11日
ラジオ体操仲間のHさんに「夜の化身」カラスウリの花の話をしたところ「うちにも夜咲く花があるわよ」と言われ、お宅までついていきました。チョウセンアサガオです。一度植えたらその後毎年出てくるとか。「毒があるので植える人が少ないのか、あまり見かけないわね。暗くなってから咲いていい匂いがするのよ」とのことです。今日咲きそうな蕾があったので、8時過ぎに行ったら暗闇の中に白い花が開いていました。チョウセンアサガオは、昔麻酔剤や自白剤に使われたとか。有吉佐和子作「華岡青洲の妻」に出てくる麻酔剤は、チョウセンアサガオ(別名マンダラゲ)を主に数種の生薬を合わせて作ったものだそうです。Hさんは以前にハンカチの木なども教えてくださった植物好きで、この間小石川植物園で開花した「大きなコンニャクの花」も見に行かれたのですが、「とても臭いと聞いていたけど(大勢の人が詰めかけていて)汗のにおいの方がすごかった」とのことでした。
Posted by つぼみ at 05:52│Comments(3)
│砧公園周辺
この記事へのコメント
これもはじめて見させていただきました。なぜチョウセンなのか、
なぜヨルガオではないのか、調べる楽しみが増えました。有難うございます。
Posted by gwl at 2010年08月13日 20:57
この場をお借りして、「夜の化身」の続きを・・・
その後、懐中電灯と長~い菜箸を持って、再び、カラスウリの繁茂している場所に出向きました。
前後左右に人のいないのを確かめて、懐中電灯で照らして、上を向いて咲いている花を、ぐいっと菜箸でつまんでこちらに向けて「写真と同じだわ」と納得。ついでにひとつ頂いちゃおうと、ぎゅ~っと引っ張ったら、周囲のひげだけがすっぽりと取れて、ヒメイチゲの花のようになってしまいました。またとないチャンスなので、そのひげの取れてしまった花も入手して、家に帰ってつぼみさんの写真と照らし合わせて、カラスウリに間違いないことを確認した次第です。
ただ、雄株だと実はならないので、雌株であることを祈っている今日この頃です。
Posted by ルイセニョール at 2010年08月15日 14:23
実は私も花をひとつちょうだいしてしまいました。本当に
はかなげで繊細です。私が見ているのはどれも花の下が
膨らんでいるので雌株なんですね。
Posted by つぼみ at 2010年08月15日 20:04