マクベス:無名塾
2009年09月18日

フラワーランド近くにある、外国の古城のレンガで覆われた風雅な建物は、俳優仲代達也氏率いる演劇集団「無名塾」の本拠です。今貼られているポスターはシェイクスピアの悲劇「マクベス」ですが、上演されるのは、はるか遠くの石川県七尾市! 無名塾が七尾市中島で合宿をスタートして10年後の1995年、市の協力で能登演劇堂が完成しました。早くから企画されながら実現できなかった「マクベス」が、いよいよ今日9月18日、能登で50回ロングラン公演の幕を開けます。チラシには、「暴挙と反対する声の中七尾市が全市民を挙げて“演劇の市”の確立を目指す」「世界に類のない舞台機構、舞台後方が観音開きとなりスコットランドの荒野を再現。馬が駆け、森が動く。壮大な愛と野望の悲劇」と。そう、舞台後方の扉がいっぱいに開くとそこに広がる畑や森、今回は本物の馬も登場し、地元の演劇科で学ぶ高校生たちがエキストラ出演、大勢のボランティアがお手伝いしています。演劇史に金字塔を建てると期待の高まる「マクベス」。無名塾ご近所の1人として成功をお祈りし、11月に観に行きます。
Posted by つぼみ at 11:13│Comments(10)
│砧公園周辺
この記事へのコメント
「舞台後方の扉が開きスコットランドの荒野が現れる」と聞けば、俄然、行きたくなります。チケットは、どうやって入手できるのでしょうか?
Posted by ルイセニョール at 2009年09月18日 21:57
チケットのこと、調べてわかりました。完売でキャンセル待ちとのこと。
つぼみさんのお手を煩わせないようにと、書き込みました。
Posted by ルイセニョール at 2009年09月19日 10:38
当時の若者も今や渋く成ったでしょうね。
坂を登り切った還暦も過ぎて!
Posted by naoki at 2009年09月19日 13:01
公演間近になったので最近雑誌や新聞で紹介されていましたが、9月14日のNHK「ふるさと一番」では、劇場の構造や森が動く仕組み、高校生やボランティアの人たち、さらには仲代さんも出て「マクベス」情報が放送されました。問い合わせが殺到したのではないかと想像します。
無名塾出身でよく知られているのは、役所広司でしょう。今回マクベス夫人を演じる若村麻由美も。
Posted by つぼみ at 2009年09月19日 14:40
七尾市がすごいことをやっているのですね。観たいものです!50回が完売ではどうしようもありませんが。松本市の斉藤記念オーケストラも
切符が手に入らないそうで、地方都市がそれぞれユニークな文化活動を
しているのは有難いです。
規模は違いますが、インタラーケンの森の中で市民によるヴィルヘルム・テル劇を観ました。森が動く仕掛けはどんなものか、わくわくします。
Posted by gwl at 2009年09月20日 10:42
森を動かす仕掛けは、能登鉄道から借りたレールが敷かれ、植樹した
トロッコがその上を滑るとのこと。また、相馬野馬追執行委員会が
資金面も含めて協力し、数頭の馬が走ります。
Posted by つぼみ at 2009年09月21日 15:05
そんな大掛かりな仕掛けなのですね。びっくりです。
Posted by gwl at 2009年09月25日 23:16
岡本のミニ田圃の稲の銘柄は
古代米のアカ米だそうです。
世田谷八季へ掲載するので暫くの間
狩とらないで欲しいとお願いしてきました。
例年いまごろはスズメが食べてしまうのに
今年は食べに来ないからなにか変化している
とのことです。
Posted by 土岐等 at 2009年10月06日 09:28
岡本のミニ田圃に植えられていた稲の名前は、
古代米の中のアカ米だそうです。
せかがや八季に掲載するのでしばらくの間刈り取らないよう頼んで」きました。
例年はスズメがほとんど食べてしまうのに今年は
食べに来ないと不思議がっていました。
Posted by tokihitoshi at 2009年10月06日 09:30
土岐さん、古代米の持ち主に聞いてくださったのですね。
クロ米かと思っていましたが、そう言えば赤に見えます。
ありがとうございました。
次回の投稿に予定しているミニ田圃の話を聞いてくださって、
感謝です。スズメが食べに来ないのは他においしいものが
あるのでしょうか。
Posted by つぼみ at 2009年10月06日 20:24